2023.04.10
【ものづくりのこだわり】KITTA 白引き印刷
今回から不定期の連載として、HITOTOKI開発チームによる[ものづくりのこだわり]を少しずつご紹介していきたいと思います。HITOTOKIの文房具ができるまでの“裏側”をちょっと覗いてみる感覚で楽しんでみてくださいね。
よ~く見ると、デザインの中で透明感に差があるのが分かりますか?実は1つ1つのテープデザインに合わせて「白引き」の濃度を変えているんです。
透明フィルムにそのまま色インクを印刷するとカラーセロファンのような「色透明」の状態になりますが、白引きすることで透け感を調整することができます。
特にこの白引きにこだわったのは「ヨウセイ」(KITT013)と「ヨゾラ」(KITT015)の2種類。
「ヨウセイ」は北澤平祐さんの描く妖精の女の子とウサギの物語。女の子やウサギのデザインの下地には濃いめに白引きし、二人がくっきりと浮かび上がるようにしています。逆に周りはうっすらと白引きすることで、貼る場所に馴染むように工夫しました。 奥見伊代さんの描く「ヨゾラ」は静かな夜の景色を一枚の絵画のように仕上げました。空や湖はごく薄い白引きにすることで、美しく澄んだ様子を表現。一方で周りの景色ははっきり見えるよう、100%白引きしています。
こうした白引きの調整は、KITTAのテープが台紙に積層されたときの見栄えも考慮しています。色透明のデザインは何枚も重なると色が濃く、暗めに感じやすくなるため、デザインによって細かく濃度を調整。こうすることで1枚で見たときも、テープが重なった時もきれいに見えるようこだわっています。 印刷の世界はとても奥深く、本当にたくさんの加工や印刷手法があります。これまでのKITTAでも、ぷっくりしたUVシルクやパキッとインパクトのある蛍光インク、キラキラ輝く箔押しやホログラムなどさまざまな加工にチャレンジしてきました。少しずつこれらのお話もできたらいいなぁと思っています。
毎回作家さんや工場の方と試行錯誤をしながら作っているHITOTOKIの製品。次回はKITTAの切手風デザインについての開発秘話をお届け予定です。
どうぞお楽しみに!
▼人気のKITTAクリアに4つの柄が仲間入り
本日ご紹介するのは、昨年12月に発売をした新しい「KITTA Clear」。特に人気の型抜きタイプに4つの柄が仲間入りしました。 KITTA Clearの特長はなんといってもこの透明感。貼る場所によって表情が変わるので、ガラスやアクリルなどの透明素材にはもちろん、クラフト紙や色紙などに貼るのもおすすめです。よ~く見ると、デザインの中で透明感に差があるのが分かりますか?実は1つ1つのテープデザインに合わせて「白引き」の濃度を変えているんです。
▼こだわりの白引き印刷
「白引き」とは透明素材や色付き素材に印刷するときに、デザインの下地にあらかじめ白いインクで印刷してから表面のデザインを印刷する手法です。透明フィルムにそのまま色インクを印刷するとカラーセロファンのような「色透明」の状態になりますが、白引きすることで透け感を調整することができます。
特にこの白引きにこだわったのは「ヨウセイ」(KITT013)と「ヨゾラ」(KITT015)の2種類。
「ヨウセイ」は北澤平祐さんの描く妖精の女の子とウサギの物語。女の子やウサギのデザインの下地には濃いめに白引きし、二人がくっきりと浮かび上がるようにしています。逆に周りはうっすらと白引きすることで、貼る場所に馴染むように工夫しました。 奥見伊代さんの描く「ヨゾラ」は静かな夜の景色を一枚の絵画のように仕上げました。空や湖はごく薄い白引きにすることで、美しく澄んだ様子を表現。一方で周りの景色ははっきり見えるよう、100%白引きしています。
こうした白引きの調整は、KITTAのテープが台紙に積層されたときの見栄えも考慮しています。色透明のデザインは何枚も重なると色が濃く、暗めに感じやすくなるため、デザインによって細かく濃度を調整。こうすることで1枚で見たときも、テープが重なった時もきれいに見えるようこだわっています。 印刷の世界はとても奥深く、本当にたくさんの加工や印刷手法があります。これまでのKITTAでも、ぷっくりしたUVシルクやパキッとインパクトのある蛍光インク、キラキラ輝く箔押しやホログラムなどさまざまな加工にチャレンジしてきました。少しずつこれらのお話もできたらいいなぁと思っています。
毎回作家さんや工場の方と試行錯誤をしながら作っているHITOTOKIの製品。次回はKITTAの切手風デザインについての開発秘話をお届け予定です。
どうぞお楽しみに!
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